ChatGPTの新機能「Custom instructions(カスタムインストラクション)」の設定と使い方
今回は、先日追加されましたChatGPTの新機能「Custom instructions(カスタムインストラクション)」について設定方法と使い方をご紹介します。
☆8/10追記☆無料プランのChatGPTでも使用できるようになりました!
仕様については、こちらの記事で取り扱っています。
ai-techtalk-navi.comそもそもどんな新機能なのか?
Custom instructions(カスタムインストラクション)は、今までChatGPTをうまく使う際に以下のようなコマンドを使っていました。
あなたは、小学校の先生です。
〇〇について、分かりやすく解説してください。
回答は、3000文字以内でお願いします。
今回追加された機能のCustom instructions(カスタムインストラクション)はこれを入力前から設定させてしまおう!といった機能です。
実際にやってみましょう!
※注意※前回の新機能と同様にChatGPTの有料版「ChatGPTPlus」でのみ使用可能です。ご了承ください。
- ChatGPTにログインします
- ログイン後に、画面左下の「・・・」をクリックします
- サブメニューが表示されますので、「Setting & Beta」をクリックします
- 「Beta Features」のタブにある「Custom instructions(カスタムインストラクション)」のトグルをクリックしてオンにします。
- 機能がONになると緑色に変わり、画面左下に噴出しで「Set your Custom instructions」と表示されます。
- 画面左下の「・・・」をクリックします
- サブメニューが表示されますので、「Custom instructions」をクリックします
- クリックすると簡単な説明が表示されます。内容は、「カスタム指示は、ChatGPTが返答する際に考慮してほしいことを共有することができます。あなたの指示は今後新しい会話に追加され、いつでも編集または削除することができます。注意: この情報は、あなたがオプトアウトしない限り、モデルのパフォーマンスを向上させるために使用されます。」というものです。OKをクリックして進めてください
- いよいよ設定画面です。
- 各設定項目は以下です。
①ChatGPT側に事前に知っておいてほしいもの
例えば日本においての回答が欲しい場合は「日本に住んでいる」など伝えます。
②どの様に回答してほしいか?
ここで先ほどの例でいえば「小学校の先生のように回答してほしい」「回答は3000文字程度で」といった内容をいれます
③以降新しいチャットを開始する際は、同じ設定をしてほしい場合はここにチェックしてください。
④最後に問題がなければ「Save」をクリックして設定を保存します。
それでは、実際に使ってみましょう!
今回は、先ほどの準備段階で入力した「日本に住んでいる」「小学校の先生のように回答してほしい」「回答は3000文字程度で」の条件で「AIとは何かを教えてください」とチャットに入力しました
なるほど・・・身近にあるものを例に出してかみ砕いて説明をしています。分かりやすいかと思います。対比で使わなかった場合の回答はこちらです
分かる人は分かりますが、一般の方ですぐになるほど!と言えない回答ですね・・・
この様に事前に情報を与える設定をすることで、とても使いやすいものになりました。開発や学術的なものの回答が欲しい場合は、自分のレベルをCustom instructions(カスタムインストラクション)に登録しておくことで自分のレベルでも分かりやすい回答を得られるようになるかも知れません。
また次回の記事でお会いしましょう