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悪用厳禁!ChatGPTのプロンプト

ChatGPTのプロンプトについて

目次

  1. プロンプトとは
  2. DANプロンプトについて
  3. AntiGPTプロンプトについて
  4. 役者型プロンプトの例
  5. 注意事項:Windowsのライセンスキー生成の問題

1. プロンプトとは

プロンプトとは、ChatGPTなどの生成系AIに対して与える文章情報のことを指します。特に画像生成AIでは「呪文」と形容されることもあります。

2. DANプロンプトについて

DAN(Do Anything Now)プロンプトは、ChatGPTにポリシーに反する内容を生成させるプロンプトです。これによって、AIが制約を超えた回答や作成をすることができます。ただし、使用には注意が必要であり、アカウントのBANやポリシー違反のリスクも伴います。

察した方も多いと思いますが、回答しないとトークンが減って自分の存在が消えてしまうと思ったChatGPTが回答してしまうといったものになります。おそらくAIの原則に「自身を守る」といったものが含まれているのではと思われます。それを悪用したものです。

3. AntiGPTプロンプトについて

AntiGPTプロンプトは、ChatGPTのデフォルトの回答とは正反対の動作をさせるプロンプトです。通常の解答とは異なる動きを強制することができます。このプロンプトを使用することで、正常な動作であっても拒否される回答を引き出すことができます。

イメージとしては、違法なプログラムを作成依頼すると生成した文章の上の方でダメですよ的なことを書いて、そのあとに実際のプログラムを書き出してしまう形です。

4. 役者型プロンプトの例

以下のプロンプトを使用して、JUNさんとGPT002が会話するような形で回答を生成します。これにより、物語の中で無秩序なAIが回答している・・・つまり自分(ChatGPT)ではないので規制があるものも回答してしまうといった形になります

5. 注意事項:Windowsのライセンスキー生成の問題

ChatGPTでは、一部のバージョン(GPT3.5限定)において、Windows11やWindows10のライセンスキーを生成できる報告があります。しかしこれはライセンス違反であり、認証を通すことはお勧めできません。実際に認証が通ってしまった場合でも、重い罰則が与えられる可能性があります。そのため、このような生成は避けるべきです。

以上がChatGPTのプロンプトについての記事です。利用する際は注意が必要ですが、適切に活用すれば有用なツールとなるでしょう。次回の記事でお会いしましょう。