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【Bard】Googleの生成AI「Bard」7つのアップデートについて【Google】

Googleの生成AI「Bard」の大幅アップデートについて

Googleの生成AI「Bard」の大幅アップデートについて

こんにちわ、テックトークナビゲーターです。本日は、Googleの生成AI「Bard」が大幅にアップデートされたのでご紹介いたします。

Bardとは?

Google製の対話式の生成AIです。

使用するまでの工程は、とても簡単です。

Bardのホームページに飛びまして、TOPページ右下あたりに「ログイン」と表示されているかと思います。こちらをクリックしてください。Googleアカウントを持っている方は、そのままログインをしてください。アカウントを持ってらっしゃらない方は作成をする流れになります。既にアカウントを持っているの場合は、先ほどの「ログイン」と表示されている部分が「Bardを試す」と表示されておりますのでクリックして進めてください。すると利用規約が表示されますので、「同意する」をクリックしてください。

Bardのページが開いてきました。注意書きが表示されます。「続行」をクリックすれば、もう使える状態です。

使い方としては、ChatGPTと同じく対話式になっています。指示を入力して右三角のアイコンをクリックして送信します。すると対話するように回答をするシステムをなっています。

試しに例として、Bardについて説明してもらいました。

こんな感じで使えます。

大きなアップデート

これまでも少しずつアップデートをされてきたBardですが、今回はChatGPTの更新を意識してなのか、7つの大きい仕様の追加がありました。

Bard をご利用いただける地域 / 国、言語を拡大

アラビア語、中国語(簡体字、繁体字)、ドイツ語、ヒンディー語、スペイン語など、40 以上の言語に対応になりました。欧州連合(EU)全体(27 か国)、ブラジルなども使える地域として追加されています。

回答を読み上げるようになりました

Bardの回答を音声で読み上げる新機能も追加されました。回答の右上にあるスピーカーアイコンから再生できます。この機能は回答を理解しやすくするもので、文の正しい発音を聞きたい場合や、詩や台本のセリフを聞きたい場合など使い方の幅が広がりますね。

固定したスレッド、最近のスレッド

Bard との以前の会話を中断したところから再開し、ニーズに応じて整理できるようになりました。会話を固定したり、会話の名前を変更したり、一度に複数の会話を進めたりする機能が追加されました。

以前は、話の関連性が無いものを別スレッドで質問しているとどんどんスレッドが作成されてしまい重要だったスレッドがどこかに行ってしまうという事が起きていました。今回の追加機能では、スレッド右側の「…」を右クリックするとサブメニューが表示されるようになり「固定」をクリックすることで新たにスレッドを作っても固定化されたものは最優先で残る仕組みになっています。スレッドの名前を分かりやすいものに変えるのも同じサブメニュー内の「名前を変更」から変えることが出来ます。ぜひ試していただければと思います。

Bard との会話を他のユーザーと共有

Bard とのチャットの一部またはすべてを他のユーザーと簡単に共有できるようになりました。共有可能なリンクを介して、チャットやソースをワンクリックで表示したりすることでBard で作成した内容を他のユーザーが、シームレスに表示できるようになります。

使い方は簡単です。Bardと対話した後、表示された文章の下部に動画の様に共有アイコンがありますクリックすることで、サブメニューが表示されますので「共有」をクリックしてください共有する公開リンクの作成という画面が表示されますので、「公開リンクを作成」をクリックしてください。このリンクを他のユーザーに教えたり、メールやSNSを通じて共有することが可能です

Bard の回答の書き換え

Bard の回答を書き換える場合に役立つ新しいオプションを導入しました。タップするだけで、回答をよりシンプルにしたり、長くしたり、短くしたり、専門的な表現にしたり、くだけた表現にしたりできます。

出てきた回答・・・ちょっと違うんだよなぁという事結構ありますよね以前は、それをプロンプトにてこうしてくれと指示を出していました。それを簡略化してくれた機能だと思います。

こちらも使い方は簡単です。質問に対しての回答が表示されているかと思いますので、その右上に「他の回答案を表示」とありますのでクリックします。すると回答の仕方が何パターンか準備されていますので、気に入ったものをクリックする形です。

Replit に Python コードをエクスポート

プログラムを触りたい方にとっては朗報と言えるでしょうGoogle Colab に加え、Replit にも Python コードをエクスポートできるようになりました。Replitとは、ブラウザで利用できるコラボレーション型のIDE(統合開発環境)です。プログラムを実行する際に環境を構築する必要があるのですが、それをWEB上で肩代わりしてくれることでPC自体にその環境が無くてもブラウザ上でプログラムを実行させることが出来るサービスになります。

つまり、Bardで作ったり修正したりをしたコードをReplitに共有して実行したり手直ししたりとスムーズに開発に移れるといったものになります。ちなみに画像の様にPyhonコードを出力している状態でのみ共有のサブメニューに表示される仕組みです

BardからReplitへのエクスポート方法

Google レンズを導入

これは大きな変化ですGoogle レンズは、目の前にあるものをカメラに写すことで認識し、その情報や見た目が似ている画像を検索できる機能です。

「Bard」の「Google レンズ」導入では、テキストだけでなく画像もアップロード可能となり、画像に写る情報を取得できるようになっています。

画像から解析など、応用がきく技術なだけに待ち望んでいたものになります。

ただし・・・・・・現時点では「英語のみ」対応となっています早く対応してほしい所ですね!

まとめ

本日は、Bardの大きな変化についてご説明させていただきました。まだ使えない機能があるのは残念ですが、解放までそれほど時間は掛からないかと思います。待ち遠しいです。また次回の記事でお会いしましょう。